梅雨の快適な過ごし方!アーユルヴェーダ的6つのポイント


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アーユルヴェーダでは、健康を維持するための、季節に応じた食事、生活方法のことを「リトゥチャリヤ」といいます。

リトゥチャリヤとは、「季節ごとの養生法」「季節の過ごし方」のこと。

実は、アーユルヴェーダ的には、梅雨は一年の中でどんな方でも体調を崩しやすい時期だとされています。

この記事では、アーユルヴェーダ的観点から、体調には要注意な梅雨を快適に過ごすための食事や生活養生法などを詳しくお伝えします。

梅雨はどのドーシャもアンバランスに!?どの体質の方も要注意な季節

どんよりとした曇りの日や、湿気の多い雨の日、ひんやりとする日、かと思えば真夏のように暑くなる日も出てくる梅雨。

これをアーユルヴェーダ的にドーシャエネルギーで考えると、

  • 雨の日で湿度も高くひんやりとする日はカパ(水)💧要素が高まりやすく、
  • 真夏のようなじりじりと暑い日はピッタ(火)🔥エネルギーを乱し、
  • 日々の気温変化や環境の変化によって、ヴァータ(風)🌬エネルギーが乱れすい

ということになります。

つまり、梅雨はどのドーシャも乱れやすい季節=どの体質の人も体調を崩しやすい季節なんですね。

また、激しい気温変化はヴァータエネルギーを乱し体力を消耗するほか、自律神経の乱れや免疫力の低下にもつながります。

梅雨になると体調を崩しやすくなるという方も多いのではないでしょうか。

それでは、体調を崩しやすい梅雨をいかに快適に過ごすかについて、アーユルヴェーダ的観点から次項で詳しくみていきます。

アーユルヴェーダ的梅雨の過ごし方ポイント6つ

①腹7~8分、食べ過ぎないようにする

梅雨は、一年の中でも消化力が弱まる時期。

食欲低下、便秘、下痢、食後の胃の不快感、ガスが多いなどが消化力が弱まった状態です。

これは梅雨の湿気によって、体内にも「湿」や「水気」が溜まりやすくなるため、胃腸の消化の火が弱まってしまうから。

そのため、必要以上に胃腸に負担をかけないように腹7~8分を特に心がける必要があります。

お腹が空いていないのに、時間になったからといって無理に食事をとったり、もう食べられないほどの食事量を摂ることは避けましょう。

②冷たい食べ物、飲み物を避ける

消化力を自ら下げるNG行為堂々のナンバーワン。

それは、体温以上に低い食べ物や飲み物を食すことです☝

この行為は、うっかりやりがちではありますが、消化力をぐんと下げる上に、元の胃腸の状態に戻すのに4~5時間も要するほど、身体のエネルギーを使ってしまうんです。

氷入りの飲料、アイスクリーム、かき氷、冷蔵庫から出したての飲料・果物などは極力避けること、たまに食べることはあっても頻度や量には要注意です。

飲み物はやはり消化力を促す白湯が一番おすすめ。ぬるめでも大丈夫です。それでもきつい方は常温のお水かお茶を。

また、梅雨は余分な水分を身体に溜め込みやすい季節。胃腸に余分な水分が溜まると消化力を更に弱めるので、どんな水分でも摂りすぎないようにしてくださいね。

梅雨もやっぱりお白湯がおすすめ。消化力を高める魔法の飲み物。

③温かく、消化に良いものを食べる

油控えめの温かく調理された食材

消化力を弱めない為には、食べる量も重要ですが、「食べ方」も非常に大事。

この時期は特に、あまり油を使わない調理法で、温かく消化に良いものがおすすめです。

調理法は「煮る、蒸す、ゆでる」が◎

消化に負担のかかる揚げ物や油をたっぷりと使った料理はこの時期にはおすすめしませんが、ヴァータ(風)のエネルギーを鎮静するために、ギーやオリーブオイルなど、良質なオイルは適度に摂って構いません。

また、消化力を高めるのに取り入れやすい「生姜」を使うのもおすすめです!

生姜を使った、簡単消化力アップレシピはこちらから↓↓↓

食前に食べるだけで消化力アップ!生姜を使ったアーユルヴェーダ簡単レシピ

補足👉

6月が旬の、とうもろこし、豆類(枝豆、そら豆、さやいんげんe.t.c)、薬味類(青じそ、ミョウガ)などは、身体の余分な水分を排出し、水はけをよくするので梅雨にはおすすめの食材です!積極的に食べましょう~!

④体を温かく保つ

雨で湿気も多く、ひんやりとする日も多い梅雨。

雨で濡れたり、室内は湿度も高くむしむしするので冷房がかかっていたりと、油断をすると意外と身体を冷やしてしまう時期でもあります。

冷えは万病の元という言葉が日本にもあるように、アーユルヴェーダ的にもヴァータ(風)とカパ(水)のエネルギーを乱し、様々な体調不良につながります。

そのため、意識的に身体を温かく保つ工夫がとっても大事なんです。

ポイント👉「冷やさないようにする」のではなく「温かくする」ことを意識して

  • シャワーで済ますのではなく湯船にしっかりと浸かる
  • 靴下やレッグウォーマーを活用し足元を温かく保つ
  • 雨風にむやみにあたらない。濡れた場合、タオル等ですぐに髪や身体を拭く
  • 冷房には要注意

⑤風通しを良くする工夫を

梅雨の象徴である雨を伴う湿気は、身体を冷やし、消化力をも弱めてしまうため、身体の内側からの工夫も大事ですが、意外にも衣服など身に着けるものにも注意を払うことができればモアベター◎

ポイントは、とにかく風通しをよくすること。

具体的には、以下の内容を意識してみましょう。

  • 湿気がこもらないように、梅雨の合間の晴れ間にはよく部屋の換気をする
  • 衣服や寝具類は風を通しやすく、汗をかいても渇きやすい麻、シルク、インド綿などの天然素材にする
  • 汗をかいたらこまめにハンカチで拭く

⑥天候に応じてセルフケアを工夫する

オイルマッサージや日本でいう乾布摩擦のようなガルシャナマッサージなど、様々なセルフケア方法の知恵をもつアーユルヴェーダ。

日々の天気の変化が激しい梅雨こそ、体調や季節に応じたケアを得意とするアーユルヴェーダの知恵をフル活用しましょう!

  • 雨でひんやりとする一日には、身体を温める効果のあるセサミオイルを使ったマッサージ
  • 湿気が多く、どんよりとした天気で身体が重く感じる一日は、湿気をとばし身体を温める効果の高いガルシャナマッサージ
  • 真夏のように暑い日には、身体の過剰な熱を冷ます効果のあるココナッツオイルを使ったマッサージ

など、気温や体調に応じたケアを意識すると良いでしょう。

アーユルヴェーダセルフオイルマッサージ方法の詳細はこちらの記事をご参照下さい↓↓↓

アーユルヴェーダのオイルマッサージは自分でも出来る!多すぎる効能とセルフマッサージのやり方について

アーユルヴェーダ的梅雨の過ごし方まとめ

梅雨の過ごし方の大きなポイントは2つ。

それは、「身体を温かく保つこと」「消化力を弱めないように努めること」です。

この二つを軸に、そのための生活スタイルや食事内容を考えていくとOKです☝

梅雨時期のアーユルヴェーダ的過ごし方まとめ
  1. 腹7~8分、食べ過ぎないようにする
  2. 冷たい食べ物、飲み物を避ける
  3. 温かく、消化に良いものを食べる
  4. 体を温かく保つ
  5. 風通しを良くする工夫を
  6. 天候に応じてセルフケアを工夫する

アーユルヴェーダの知恵で梅雨を快適に乗り切りましょう✨




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ABOUTこの記事をかいた人

ヴァタ子さん

アーユルヴェーダを愛するあまり、大手化粧品会社に6年間勤務した後、アーユルヴェーダセラピストへ転身。 アーユルヴェーダ・健康・美容ネタを中心に発信しています! 【取得資格】 アーユルヴェーダビューティーセラピスト/アーユルヴェーダライフカウンセラー/ヘナインストラクター <都内アーユルヴェーダスクール総合プロコース510時間修了>