カパを鎮静する食事や生活養生のポイント!


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カパ体質やカパのエネルギーが過剰になった方に出てきやすい、肥満傾向やむくみ、身体の重さなどのトラブル…

アーユルヴェーダ的観点からそんなお悩みを解消する食事法や生活養生のポイントをお伝えします!

カパを鎮静する上で考えるべきカパの性質

カパが持つ性質

水・土のエネルギーを持つカパ

カパは5元素でいうと、水や土のエネルギーを指します。

水や土を想像するとイメージされる、冷たく、重く、ずっしりと安定しているという性質をもっています。

→カパが持つ主な性質は、重性・冷性・油性・安定性

カパのエネルギーのバランスがきちんととれていれば、身体も丈夫で、肌もしっとり若々しく、心も穏やかで安定しているというメリットが大きくあるのですが…

カパのエネルギーが過剰になったり乱れてしまうと、以下のような不調が起こりやすくなります↓↓↓

補足→カパのエネルギーが増えすぎたり乱れてしまうと起こる不調

  • むくみ
  • 身体の重さ、だるさ、倦怠感
  • 肥満傾向
  • 便秘(ねっとり便、残便感がある)
  • 何もやる気が起きない、鬱傾向
  • 鼻炎(鼻水や痰がよく出る)
  • 花粉症
  • 関節炎

 

小さな頃から喘息やアレルギー性鼻炎をもっているカパ体質の方や、カパが増えすぎて上記の不調を抱えている方には、カパの養生法は非常に役に立ちます!

カパを鎮静するコツは、カパが持つ性質と逆の性質の食事や行動をとること!

過剰に増えたドーシャを鎮静させるための大事なアーユルヴェーダの理論

アーユルヴェーダの大事な理論、それは「同じ性質のものを加えると増え、反対の性質のものを加えると減る」という理論です。

とてもシンプルな理論で、過剰なドーシャのエネルギーを落ち着けるには、逆の性質のエネルギーの力を利用すればいいよということなんです☝

カパと逆の性質とは

カパが持つ主な性質は、重性・冷性・油性・安定性でしたね。

なので、それと逆の性質を考えてみると…

軽性・温性・乾燥性・動性ということ☝

これらの性質の食事や生活養生を行うことがカパを鎮静させるポイントです。

カパを鎮静させる食事の5つのポイント

では、具体的にみていきましょう!

①腹7~8分の食事、食べ過ぎないこと

カパは溜め込む性質を持っているため、バランスが乱れると肥満傾向になってしまいます。老廃物が溜まりやすくもなります。

それを防止するには、腹7~8分食べ過ぎないことが重要です。

また、しっかりとお腹が空いてから食事をとるということも大事。

もっというと、カパ体質の方やカパが増加している方については、お腹が空いていなければ、一食抜くくらいの気持ちでOKです。

②温かく調理されたものや身体を温める食事を頂く

抑えるポイント☝

カパの性質「冷」と逆の「温」のエネルギーをとりいれる

  • 生野菜ではなく温野菜を
  • 身体を温める汁物(みそ汁、野菜スープなど)を食事にとりいれる
  • 飲み物は温かいものか、常温以上のものを
  • 身体を温める効果のある生姜や黒コショウ、スパイス類を積極的にとる

③油っこいもの、消化に重いものは控えめに

油控えめの温かく調理された食材

抑えるポイント☝
カパの性質「油性」と逆の「乾燥性」のエネルギー、「重性」と逆の「軽性」のエネルギーを活用する
  • 極力油を多用しない「茹でる・煮る・蒸す」などの調理法を多めに
  • 揚げ物や油を多く使った炒め物などは控える

④炭水化物類、甘いものは控えめに

炭水化物類、また砂糖類がもつ甘味はカパのエネルギーを増加させる味。

食べすぎにはくれぐれも注意しましょう。

また、炭水化物の中でも、小麦粉はアーユルヴェーダにおいて最も消化に重い部類です。パスタやパンは控えめに。

⑤辛味・苦味・渋味のものを上手く食事に取り入れる。スパイスも◎

辛味・苦味・渋味はアーユルヴェーダでいる6味のうち、カパを鎮静させる効果が高いです。(※甘味・酸味・塩味はカパを増やすので食べすぎに注意)

苦味でとりいれやすいものでいえば、何といっても緑の葉野菜。食物繊維も豊富なのでカパ乱れ&老廃物が溜まっている方には積極的に摂ってほしい食材です。

緑の葉野菜はカパ鎮静の強い味方!!

また、辛味といえば、生姜や黒コショウ、スパイス類を使ったメニューもおすすめですよ。

スパイスを適度にとるのもおすすめ

辛味・苦味・渋味の具体例
  • 辛味…生姜や胡椒、唐辛子、スパイス類
  • 苦味…緑の葉野菜、苦瓜、瓜類
  • 渋味…緑の葉野菜、豆類、お茶類
補足:カパを鎮静するには「トリカトゥ」もおすすめ!

トリカトゥとは、ジンジャーパウダー:黒コショウ:長コショウ=1:1:1で配合したもの。

胡椒代わりに料理にも使いやすくおすすめですよ。 

カパを鎮静する生活養生のポイント4つ

①寝すぎに注意!早起き、睡眠時間は6時間程度がベスト

日の出とともに起床するのが理想

カパのエネルギーを過剰にしないために、まずは早起きすることを心がけて。昼寝はカパを悪化させ身体をさらに重くさせるのでNG。

また、カパ体質の方は基本的に体力が豊富にあるので、睡眠は6時間程度とればよいと言われています。

②しっかり身体を動かす、運動する

抑えるポイント☝

カパの性質「安定性」と逆の「動性」のエネルギーをとりいれる!

  • しっかりめのウォーキング、ジョギング、筋トレ、エアロビクスなど汗をかき、動的な要素を含む、やや激しめの運動がおすすめ!
  • 定期的に運動する

③身体を冷やさないように温かく保つ

抑えるポイント☝
カパの性質「冷性」と逆の「温性」のエネルギーをとりいれる!
  • シャワーで済ますのではなく湯船にしっかり浸かる
  • 身体を冷やさないように、温かく保つ
  • 身体を動かして内側から身体を温める

④応用編!絹の手袋を使ったガルシャナ(乾布摩擦)を行う

抑えるポイント☝
カパの性質「油性」と逆の「乾燥性」のエネルギーをとりいれる!

カパ体質の方は、元々皮膚もしっとりしていて体内も潤っているため、あまり外からの油分は必要ありません。オイルケアで、身体や頭が重く感じることも。

そのため、絹の手袋を使ったガルシャナ習慣をアーユルヴェーダでは推奨しています。

「ガルシャナ」とはサンスクリット語で摩擦という意味ですが、絹の手袋をはめて日本古来の乾布摩擦のように皮膚をさするアーユルヴェーダのマッサージです。

湿気が多くカパが増えやすい日本人としては、非常に納得の昔ながらの習慣のように思います。

やり方はこちら↓↓↓

絹の手袋を使ったガルシャナのやり方

毛の生え方に逆行しながら、末端から中心に向かってリンパに沿って全身をさすります。
わき、股関節、ひざの裏など、リンパ液が集まるリンパ節は少しもむようにして、全身で5~10分を目安に行います。時間帯は、朝がおすすめです。

絹の手袋は「シルクふぁみりぃ」さんのものが、価格も安く品質も良いためおすすめですよ☝

まとめ:カパを鎮静することで、身体も心もすっきりと軽くなる!

 日本は海に囲まれ、湿気も多いため、元々カパのエネルギーを多く持っている方も多いです。

身体や心が何だか重く感じる時、やる気が出ない時、あまり食べていないのに肥満傾向にある時…

こういう時はカパのエネルギーが体内で過剰になっているサインです。

是非カパ鎮静のケアを取り入れて、身体も心もすっきりと軽くなりましょう!


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ABOUTこの記事をかいた人

ヴァタ子さん

アーユルヴェーダを愛するあまり、大手化粧品会社に6年間勤務した後、アーユルヴェーダセラピストへ転身。 アーユルヴェーダ・健康・美容ネタを中心に発信しています! 【取得資格】 アーユルヴェーダビューティーセラピスト/アーユルヴェーダライフカウンセラー/ヘナインストラクター <都内アーユルヴェーダスクール総合プロコース510時間修了>